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向き合う

​鶏と、その日の環境に。

朝、鶏舎に入ると、なんとなく空気が違うと感じる日があります。
その感覚を手がかりに、気温や湿度、天気などを確かめながら、今日の状態を見極めています。
床の乾き方や、鶏の動きも、同じようでいて、毎日少しずつ違っています。外的条件は、こちらで変えることができません。だからわたしたちは、その変化をそのまま受け取りながら、鶏が過ごしやすいように手を入れています。その積み重ねが、鶏たちの過ごし方に季節の違いをつくっています。

鶏たちは、日によって動きも、食べ方も変わります。その日の様子に合わせて、水の量、換気、餌の中身や量を少しずつ動かします。今日の空気、床の感触、鶏の歩き方、餌の減り方。昨日とどこが違うのかを見て、ひとつずつ確かめながら調整しています。何も手を入れなければ、環境は、少しずつ変わり、鶏の動きや食べ方にも影響が出てきます。だから、見て、手を入れて、また見直す。毎日、同じことを繰り返しているようで、毎日、少しずつ違うことをしています。

こうして整えた環境の中で、鶏は無理をせずに過ごしています。無理をしないということは、安心して続けられるということです。その「続けられる」があるから、今日も、明日も、同じ場所で、同じように鶏と向き合えます。特別なことをしているつもりはありません。ただ、目の前のいのちに向き合い、やさしく、あたたかく、そして、きちんとおいしい方向へ向かうように。それが、この農場の手入れの基準です。

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